皆さんこんにちは!
八代興業、更新担当の中西です。
本日は第5回足場工事雑学講座!
テーマ:ICTと最新技術で進化する安全管理
近年、建設現場でもデジタル化が進み、ICT(情報通信技術)やドローン、ウェアラブルデバイスなどを活用した安全管理が注目されています。今回は、これら最新技術を足場工事の安全対策にどう取り入れるかをご紹介します!
目次
1. ドローンによる現場点検
1-1. 空撮による全体把握
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活用ポイント:高所の足場や広大な現場をドローンで撮影し、肉眼では見落としがちな不具合箇所を早期に発見。
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メリット:足場上への危険な昇降を減らし、点検時間を大幅短縮。
1-2. 3Dモデル作成
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活用ポイント:ドローンで取得した写真をもとに現場の3Dモデルを生成。組み立て後の歪みや傾きを解析できます。
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メリット:足場構造の精度確認や作業計画の最適化に役立つ。
2. ウェアラブルデバイスによる作業員モニタリング
2-1. 転倒・転落検知センサー
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活用ポイント:ヘルメットやベストに取り付けたセンサーが、転倒や異常な姿勢をリアルタイム検知し、即座に管理者へアラートを送信。
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メリット:重大事故発生時の初動対応を迅速化。
2-2. 生体情報モニタリング
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活用ポイント:心拍数や体温を測定し、熱中症や過労の兆候を早期に察知。
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メリット:健康リスクを未然に防ぎ、作業員の安全と生産性を両立。
3. BIM/CIMと安全管理の融合
3-1. BIM(3D設計モデル)活用
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活用ポイント:足場設計段階でBIMモデルに安全通路や作業ゾーンを組み込み、衝突リスクや通行障害をシミュレーション。
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メリット:施工前に危険箇所を排除し、安全な動線を確保。
3-2. CIM(施工情報モデル)連携
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活用ポイント:CIMで現場進捗を3Dで管理し、実際の足場組立状況と照合。不具合があれば即時修正指示が可能。
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メリット:リアルタイムな安全チェックでヒューマンエラーを削減。
4. モバイルアプリで点検・報告をペーパーレス化
4-1. 点検チェックリストのデジタル化
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活用ポイント:タブレットやスマホの専用アプリで点検項目を入力し、写真や動画を添付してクラウドに即時アップロード。
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メリット:報告書作成の手間を削減し、過去履歴の検索・分析が容易に。
4-2. リアルタイム共有と通知
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活用ポイント:異常を検知すると管理者へプッシュ通知。遠隔地からも現場状況を確認できます。
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メリット:問題箇所への対応スピードが向上し、事故リスクを低減。
次回予告:環境対策と持続可能な足場工事—エコ素材とリサイクル技術
次回は「エコ素材とリサイクル技術」をテーマに、環境に配慮した足場部材や廃材の再利用方法についてご紹介します。ぜひお楽しみに!
以上、第5回足場工事雑学講座でした!
次回の第6回もぜひご覧ください。
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